地域観光新発見事業 観光プロモーション費用に使える補助金!        第2次公募のお知らせ(2024/5/27 情報更新)

新しい観光コンテンツの造成や、プロモーションに活用可能

見つけよう、育てよう、新しい観光体験・観光コンテンツ地域観光新発見事業とは

目次

目的・背景・課題

●観光需要が本格的に回復する中、観光客の宿泊先はインバウンドを中心に都市部へ偏在傾向。観光による経済効果を地方にも波及するためには、特に地方部の地域間競争力を高め、地方誘客を強力に進める必要。(国内外の観光客の地方誘客を促進するため、本事業では、インバウンドに限らず国内観光客の地方誘客に資する観光コンテンツの造成を行うことができます。)

●全国津々浦々に埋もれる地域の観光資源を掘り起こし、地域の多様な観光コンテンツを造成するとともに、適時適切な誘客につながる販路開拓や情報発信を行うことにより、地方への継続的な来訪を促進。

事業内容

●地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫した支援を実施するものです。

地域観光新発見事業の補助対象者

補助金の対象は、地方公共団体、DMO、観光地や観光事業と関係のある民間事業者等です。

新たな観光コンテンツの造成のための企画や機械設備、プロモーション(WEBサイトやSNS、広告宣伝等)に活用できます。

地域観光新発見業の補助額と補助対象経費

400万円まで定額、 400万円を超える部分については補助率 1/2

補助上限: 1,250万円、 最低事業費 600 万円

【補助対象経費】

経費の項目対象経費経費額割合要件
新創出型販売型
観光資源を活用した観光コンテンツの造成に係る経費・観光コンテンツ、旅行商品等の企画開発 ・名産品、クーポン券等の企画開発 ・ワークショップ、協議会等の開催 ・専門家からの意見聴取 ・ガイドの育成、観光イベントの実施 ・観光戦略の策定 ・地域事業者等に対するセミナーの開催 ・造成した観光コンテンツに関するモニターツアーの開催 ・効果測定に必要な調査等事業費の50%以上特になし
備品の購入・設備の導入に係る費用観光コンテンツ造成等に必要となる備品の購入や設備の導入等(真に必要不可欠なものに限る。)特になし特になし
販路基盤整備・プロモーションに係る経費・造成した観光コンテンツを販売するために必要となる写真、動画、ホームページ等、対外的な情報発信のための素材やツールの作成 ・造成した観光コンテンツの販路拡大を目的した販路基盤整備、プロモーションに係る経費 ・造成した観光コンテンツに関するファムトリップやインフルエンサー招聘等特になし特になし

 販路基盤整備として、観光コンテンツの販路拡大のためにECサイトも該当する可能性があります。

地域観光新発見事業の公募期間

2次公募 令和6年5月下旬~6月24日(月)
1次公募(終了)令和6年3月8日(金)~ 4月17日(水)

地域観光新発見事業 二次公募スケジュール

地域観光新派遣事業の応募類型と補助要件について

地域観光新発見事業には新創出型販売型の2つの類型があります。

この2つの類型ともに共通する補助要件は3つあります。

  • 観光事業者が連携して地域に根差した観光コンテンツを造成する取組であり、地域の産業連携を通じて観光消費拡大を図る取組であること。
  • 観光コンテンツの販売及び継続的に事業を実施することを前提とした取組であること。
  • 本事業実施期間内に、観光コンテンツについて、観光コンテンツタリフ(料金表やメニュー表)を作成し提出すること

それでは、2つの類型それぞれの要件を見ましょう。

類型1:「新創出型」

新たに観光コンテンツを造成し、本事業終了後に販売開始することを見据えた取組(本事業実施期間内に販売することも可能)

【補助要件】

観光コンテンツの販売を想定した運営体制を本事業実施期間内に構築すること。

【取組の例】

①これまで活用できていなかった地域の観光資源を掘り起こし、あるいは、既存の観光資源を活用して、新たに観光コンテンツを造成するもの。

②地域の産業(農林水産業、伝統的工芸産業等)の関係者とDMOや観光事業者等が一体となって、持続可能な地域づくりに貢献するべく、新たに観光コンテンツを造成するもの。

類型2:「販売型」

造成した観光コンテンツを本事業実施期間内に販売することを前提にした取組

【補助要件】

観光コンテンツの販売を想定した運営体制が既に構築されていること

本事業実施期間内に、SNSや自社ホームページ、OTA等を活用して積極的に情報発信を行い、販売導線を構築すること

本事業実施期間内に販売することを必須とすることとし、販売実績報告書を作成すること

【取組の例】

①既に造成・販売されている観光コンテンツを、本事業を通じて更に深化・改善するもの、また、販路拡大・情報発信を強化するもの。

②地域の観光資源を活用して、これまでにない特別な体験等の高付加価値な観光コンテンツを造成・販売するもの。

想定される観光資源や磨き上げを行う観光コンテンツの例

・ターゲットとなる国内観光客やインバウンドを想定し、地域にとって経済効果の高い魅力的な観光コンテンツに適切に磨き上げるもの

・顧客に体験価値の向上を重視したマーケットインの発想で観光コンテンツを磨き上げるもの

・観光コンテンツが、新たな来訪の目的の創出、観光消費の場の提供、より長期の滞在への誘因、異文化との交流拠点等の資するものであること

想定される資源の例磨き上げを行う観光コンテンツの例
農林水産業、農山漁村農業体験、漁業体験、農泊、果物狩り 等
食文化、特産品、レストラン、地域物産品ガストロノミー、食べ歩き、料理体験、酒造見学、酒づくり体験、ワイナリーめぐり 等
スポーツ、スポーツ施設、展示会会場古武道体験、サイクリング、スポーツ観戦、稽古見学、ビジネスインバウンド誘客 等
伝統文化、伝統工芸、祭り、行事、地域文化祭り鑑賞、参加体験、手作り体験、工房巡り、茶道体験、地域との深い交流体験 等
寺社仏閣、城、庭園寺社限定拝観、禅体験、城巡りガイディングツアー 等
自然、四季、山、川、海、湖、温泉、日本遺産、世界遺産マリンスポーツ、ラフティング、トレッキング
地域産業、工場、大規模インフラもの作り体験、工場見学、手染め体験、インフラツーリズム等
博物館、美術館、企業ミュージアム、アート、文化施設、アニメ、J-POP、書籍ミュージアム周遊、バックヤードツアー・夜間・早朝開館、アートイベント、デザイン性の高い観光コンテンツ、クールジャパン関連観光コンテンツ、古書店巡り等
街、商店街、集落バーホッピング、商店街宝探し、ホームビジット、夜景観賞等

申請方法

公募期間:令和6年5月下旬~6月24日(月)正午まで

様式1 事業計画書

様式1 事業計画書
様式2 費用積算書
様式3 事業実施スケジュール
様式4 事業概要
様式5 市区町村の同意書
※事業の実施予定エリアの全市区町村に、「市区町村の同意書」を作成する必要がある。
様式6 連携先の同意書 ※すべての連携先事業者に、連携先の同意書を作成する必要がある。

【事業概要に必要な項目】

基本情報【事業名】【実施主体名】【実施地域(都道府県/市町村)】【金額(事業費/補助見込額)】【実施体制】(特に、造成した観光コンテンツを販売する(予定の)事業者の記載は必須です。)等を記載いただきます。
事業説明【事業概要】【地域の課題】【活用する観光資源】【造成する観光コンテンツの具体的内容】等を記載いただきます。造成する観光コンテンツの具体的内容に関する(活用する地域資源等の)イメージ写真を数枚、(様式4に)添付いただきます。
収益性観光マーケティング分析を行い、本事業を通じて得られる収益と必要な費用や想定される国内観光客又はインバウンドの誘客数等を、算出の根拠と合わせて、本事業の事業年度及び翌年度、翌々年度の3年間、記載いただきます。
費用経費の項目ごと(①観光コンテンツ造成費、②設備導入費、③プロモーション費)に、具体的に必要な経費を記載いただきます。(漠然と「一式」と計上することはできません。)
これまでの実績過去に観光庁事業を活用して観光コンテンツを造成した実績がある場合には、具体的に当該事業で造成した観光コンテンツの内容や販売状況を記載するとともに、当該事業における課題や本事業で新たに観光コンテンツを造成する必要性について、記載いただきます。
他省庁事業等の活用状況農林水産省「農泊インバウンド受入促進重点地域」に選定されている等、他省庁事業等の活用状況があれば、記載いただきます。本事業の採択に際して、その旨を審査において勘案します。
スケジュール具体的に観光コンテンツの企画、イベント実施、ツアー実施等の時期を記載いただきます

ポイントは、地域観光新発見事業は、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫した支援を実施いただけることから、「収益性」の高い取組であることが重要な審査ポイントになります。

【株式会社ai-soumuの申請支援サービスについて】

 当社は、補助金の申請に向けた無料相談を受け付けております。

 補助金の注意事項や補助金に該当しそうか具体的な取組をご提案いただきましたら、ご提案いたします。

着手金:15万(税抜)、成功報酬:補助金額の8%(税抜)にてお受けさせていただいております。
※詳しいことについては、お打ち合わせにてお話させていただきます。

※交付申請、実績報告は別途料金をいただいております。

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まとめ

 インバウンド中心に国内の観光需要は回復しつつあります。しかし、観光の行先は都市部や有名観光地に偏っている傾向にあります。そのため、観光による地方への経済効果を生み出すために、地域内、地域間で協力し、魅力的な観光コンテンツを生み出したり、既にある観光コンテンツをアピールするために、プロモーション強化や、販路開拓に向けた積極的な取り組みが求められています。

  『地域観光新発見事業』は、地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫した支援を実施することから、より良くできる有意義な補助事業です。

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参考・引用資料1:地域観光”新発見”事業 https://shinhakken.go.jp/

参考・引用資料2:地域観光”新発見”事業 公募要領よりhttps://shinhakken.go.jp/document

この記事を書いた人

株式会社 ai-soumu(エーアイソウム)
代表取締役 上瀬戸研次
中小企業診断士

事業会社にて18年に渡り経理・総務・人事・情報部門といったバックオフィス業務に従事。
会社設立後はバックオフィスの業務改善・DXの専門家として、IT導入補助金を活用してクラウド会計をはじめ、各種SaaSの販売および導入支援を行う。

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